アパートなどの賃貸物件に新しいエアコン取り付けを行いたい場合に知っておくべきこと

総務省統計局の発表によりますと、日本の住居の約3割は賃貸物件となっています。はじめからエアコンが装備されている新しい物件も増えてきてはいますが、まだエアコンがない部屋や、住んでいる部屋のエアコンが古くて効かないなどという理由で借りている部屋にエアコンを取り付けたいとお考えの方もたくさんいらっしゃることでしょう。賃貸で借りている部屋にエアコンを取り付けたい時に注意すべき点を説明させていただきます。

まず大家さんと賃貸物件管理会社の許可を得よう

賃貸で借りている部屋に 新しくエアコンを取り付けたいとか、古いエアコンを新しいものに交換したいと考える時、最初に行うべきことは大家さんと賃貸物件管理会社に新しくエアコンを取り付けたいと伝え、許可を得ることです。エアコン取り付け工事では、壁に配管を通す穴を開けたり、室内機を壁に固定するためにネジで穴を開けたり、外壁にネジで室外機を取り付けたりと、部屋の壁に加工を施す必要があるからです。特に配管を通す穴に関しては、直径が5~10㎝と大きく壁の中に柱などのない、穴をあけても影響のない場所を注意して選ばないといけないので、後々のトラブルを避けるためにも、穴の直径、位置など、必ず事前に報告しておくべきです。大家さんや物件管理会社の許可を得ることなく賃貸物件に加工を施すことはトラブルを避けるためにも絶対にやめましょう。

エアコン取り付け費用は誰が持つのか話し合おう

費用大家さんと賃貸物件管理会社が新しいエアコン取り付けの同意や許可を出してくれたなら、一歩踏み込んでエアコン取り付け工事費用の負担は誰が持つべきかを考え、大家さんや賃貸物件管理会社と話し合ってみましょう。大家さんがエアコン取り付け工事費用を負担してくれる場合があるのです。まず、賃貸借契約書の中にエアコンが設備として記載されている場合です。賃貸借契約書の中に賃貸物件及びそれに付随する設備について記載されているページがあるのですが、そこにエアコンが記載されていれば、エアコンは大家さんによってメンテナンスされるべき設備になるのです。完全にエアコンが壊れてしまっているのなら、新しいエアコンを買ってもらえるよう交渉することも可能です。さらに、交渉賃貸借契約書に「契約期間中の修繕」という条項がある場合は、壊れた古いエアコンを修理してもらい、もし修理が不可能な場合は、代わりに新しいエアコンを取り付けるための費用を負担してもらえる可能性があります。つまり、賃貸借契約書の中で設備としてエアコンが記載されており、なおかつ賃貸借契約書の中に契約期間中の修繕の条項がある場合は、新しいエアコンの取り付け工事費用は大家さんが負担してくれる可能性が高いということです。

退去時に原状回復の必要があるのか確認しよう

エアコンを取り付けてもよいと、大家さんや賃貸物件管理会社の同意や許可を得たからといって、そこで安心してはいけません。賃貸物件にエアコンを取り付ける場合には、退去する際に元通りに修繕する必要があるかどうかまで確認しておくべきなのです。エアコンを取り付けるためには、大きな配管用の穴を壁に開けたり、室内機を固定するのにネジ穴をいくつも開けたり、言ってみれば壁に傷をつける作業を行うわけですが、この傷を元通りにするよう請求される可能性があるのです。「原状回復」といって、賃貸物件入居者は、故意、過失に関わらず物件につけた傷を元通りに修繕する義務があると原則的に考えられているのです。しかし、事前に大家さんと賃貸物件管理会社と話し合っておけば、原状回復する必要がなくなるかもしれませんし、予想もしなかった修繕費用を請求されることもありません。

新しいエアコンをアパートなどの賃貸物件に取り付けたい場合は、契約書をよく読み、大家さんや賃貸物件管理会社と十分にコミュニケーションを取った上で、話を進めるようにしましょう。

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